『早歩き』=健康に良い
というイメージやそういう情報も多いですよね。
あなたはそう思っていませんか?
実は、
『早歩き』は足に対してはダメージに繋がることがとても多いのです。
このページではその事について解説しますね。
当院でお伝えしている『ゆるかかと歩き』で歩いてもらうと
「とてもスピードが遅く感じます」
と言われる場合があります。
今までの歩き方と真逆で、慣れていないから遅く感じる
という事もありますが、
そもそも、
『歩く』とは、スピード上げる為の足の使い方ではないのです。
なぜ早歩きは足に良くないのか?
- 『歩く』には、「歩く用」のフォームや足の使い方
- 『走る』には、「走る用」のフォームや足の使い方
があります。
例えば、食事の時に使う
フォークは食べ物を刺して、口に運ぶのに適しているが、
スープをすくうのには向いていません。
スプーンはすくうのに適しているが、
食べ物を刺すのには向いていません。
何事にも適材適所で、それに合った形や使い方があるという事です。
『走る』と『歩く』の大きな違いはスピードですよね。
スピードが上がる足の使い方が『走る』
スピードは上がらないが、燃費の良い足の使い方が『歩く』
という事になります。
上記のように『走る』と『歩く』は全く違うものです。
つまり
『早歩き』というのは、
「本来スピードを上げる為のフォーム」(走る)
なのに、
「走る時のフォーム」でスピードを落とした足の使い方をしている
という事になります。
それは足にはとても負荷の掛かる使い方になんです。
もう少し詳しく説明すると、
❶スピードを上げる為にはエネルギーが必要
↓↓↓↓↓↓
❷その為に、地面をしっかり蹴る
↓↓↓↓↓↓
❸それがエネルギーになってスピードが上がる
❶→❷→❸は『走る』時にスピードが上がる流れです。
しかし、『早歩き』では
地面を蹴ったエネルギーをスピードに繋げようとしても、
「歩くフォーム」のままなのでエネルギーを十分に伝えられず、
スピードは上がり切らない。
そうすると、使いきれなかったエネルギーが、
筋肉や足に掛る為、痛めたり疲れたりする事に繋がるのです。
「走るフォーム」は前傾姿勢になります。
前傾になればなる程、地面を蹴る足の使い方になり、
そのエネルギーはスピードを上げて前に進む力になります。
しかし、『早歩き』の時の体を起こした姿勢(歩く時のフォーム)で
地面を蹴ってしまうと、
そのエネルギーはスピードを上げて前に進む力に変換できない為、
無駄な労力で力の伝達の効率がとても悪くなります。
その為、早歩きをする人は、
足を痛めていたり、
足に問題を生じている場合が多いです。
つまり、『走る』と『歩く』では目的が違う為、
その時の足の使い方は全く別物と考えた方が良いという事です。
少しややこしい話になりましたが、お分かり頂けましたでしょうか?
あなたがもし、
「健康の為」「ダイエットの為」にと、
意識的に『早歩き』をしていたとしたら
そのせいで、外反母趾が治らなかったり、悪化したり、
その他足の問題に繋がっているかもしれませんね。
ご予約・お問合せ・ご相談は下記より
LINE、お電話ではこちら
LINE@でもご予約・お問合せ・ご相談受け付けています(24時間受付可能です)
0721-62-6662(受付時間中はタップで電話出来ます!)