あきらめかけた激痛が、1日中歩けるようになるまでのストーリー
Mさんは、一日中動き回る生活を送っていました。
クリーニングの仕事では、立ちっぱなしで作業をすることも多く、忙しさに追われる日々。
しかし、ある日から足に違和感を覚え始めました。
「最初は朝起きたときだけだったんです。
歩き出すとズキズキするなって。でも、すぐ治まるから大丈夫だろうって思ってました。」
しかし、痛みは日に日に増し、やがて一歩踏み出すたびに鋭い激痛が走るようになりました。
仕事中も痛みに耐えながらの作業。
ついには、「立っていることすら苦痛」な状態にまでなり、Mさんは不安に押しつぶされそうになりました。
「このままじゃ、仕事を辞めなきゃいけないかもしれない…」
病院での診断はモートン病。
しかし、医師からは
「治りにくい病気ですね。しばらく様子を見ましょう。」
と言われるだけ。そんな悠長なことを言っていられるほど、Mさんには時間の余裕がありませんでした。
「このまま様子を見ても、治る気がしない…」
わらにもすがる思いで、和泉市から当院へ足を運んでくださいました。


初診時の足の状態(足の圧力)

初診時の足の状態
Mさんの足には次のような問題がありました。
① 浮き指
- 足の指が地面にしっかり接地しておらず、特に左足はほとんどの指が浮いている状態。
- 不安定な足の使い方が続くことで、特定の部位に過度な負担がかかり、第3,4趾の間を走っている神経に、神経腫と呼ばれる、こぶのようなものが出来てしまい、それが段々と大きくなり、踏みしめるたびに激痛が走っていました(モートン病)
② 偏平足
- 土踏まずのアーチが少なく、地面からの衝撃を吸収しにくい状態。
- 足首や膝、股関節、腰などにも影響が出る可能性が高い。
さらに、Mさんは外反母趾と内反小趾の症状も抱えており、足全体のバランスが大きく崩れていました。
履物は横幅の広い靴や、サイズの大きい靴、スリッポン等を好んではいておられました。
※足の調子が悪い方はそういう靴を履いて、少しでも痛みを緩和させようとしている方が多いのですが、実はそのせいで余計に悪化させてしまうんです…
「履きやすいゆったりした靴を選んでいたつもりが、逆に悪化させていたなんて…」
Mさんは驚きを隠せませんでした。
しかし、問題が明確になったことで、治療への希望も湧いてきました。
初診時の足の状態(外反母趾の角度・横幅・ウィズ)

2024.6.26 | 左足 | 右足 |
外反母趾の親指の角度 | 25.5° | 41.1° |
足の横幅 | 10.6cm | 11.0cm |
ウィズサイズ | 範囲外大 | 範囲外大 |
※ウィズサイズとは、JIS(日本工業規格)が定めた靴の足囲サイズのこと
※範囲外大とは足の横幅が広すぎて計測不能という事
初診時の主訴
左足:25.5°(中程度)
右足:41.1°(超重度)
で外反母趾の状態です。
足の小指の角度は
左足: 25.2°
右足: 18.4°
で重度の内反小趾です。
最もお困りなのが、右足のモートン病の激痛でしたが、
外反母趾や内反小趾も含め、足全体の状態も良くありませんでした…
施術開始、そして驚きの変化
Mさんは本気で治す覚悟を決め、当院へ通院。
約4ヶ月間、10回の施術を経て、大きな変化が訪れました。
「痛みが全くなくなったんです!」
かつては歩くだけで涙が出るほどの激痛に苦しんでいたMさん。
しかし、今では1日中歩いても平気になり、以前のように仕事もこなせるようになりました。
さらに、外反母趾や内反小趾の角度も改善し、足の横幅もほっそりと。
靴の選び方も見直し、痛みなく快適に歩けるようになったのです。
「仕事を辞めずに済んだだけじゃなく、旅行やウォーキングも楽しめるようになりました! もっと良くなりたいので、これからも頑張ります!」
満面の笑顔で話すMさん。
その表情は、もう以前のような不安を抱えてはいませんでした。
After(外反母趾の角度・横幅・ウィズ)
2024.6.26 | 左足 | 右足 |
外反母趾の親指の角度 | 25.5° | 41.1° |
足の横幅 | 10.6cm | 11.0cm |
ウィズサイズ | 範囲外大 | 範囲外大 |
⇩⇩⇩⇩⇩
2024.11.15 | 左足 | 右足 |
外反母趾の親指の角度 | 25.5°➡12.5° △13° | 41.1°➡24.8° △16.3° |
足の横幅 | 10.6cm➡10cm△6mm | 11.0cm➡10.2cm△8mm |
ウィズサイズ |
範囲外大➡4E 2サイズダウン |
範囲外大➡4E 2サイズダウン |
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※ウィズサイズとは、JIS(日本工業規格)が定めた靴の足囲サイズのこと



もしあなたが今、同じ痛みに悩んでいるなら…
モートン病は、放っておくとどんどん悪化していく病気です。
「様子を見ましょう」と言われて何もせずにいたせいで、
やがて神経の腫れが大きくなり、痛み止めや注射も効かなくなった方を多く診てきました…。
そして最後には手術…。
そうなる前に、一歩踏み出してほしいのです。
「まだ大丈夫」「いつか良くなる」
そう思っているうちに、取り返しのつかない状態になる方も少なくありません…
あなたの痛みには、必ず原因があります。
そして、その原因を取り除けば、Mさんのように笑顔で歩ける未来が待っています。
痛みのない生活を取り戻したい方、お気軽にご相談ください。