モートン病や外反母趾、中足骨骨頭痛症、タコ、魚の目等で、前足部(足の前半分)に痛みがあり、
『とりあえず、早く痛みを和らげたい』
という方に向けての対処法をお伝えします。
これを知っていれば、とりあえずの痛みは緩和出来るので、
その間に根本的に治す対策をすれば良いと思います。
何をすれば良いのか?
【方法1】
シンプルに、『歩き方を変える!』です。
実際にやってみてください。
方法は下記の通りです。
❶その場で『軽~く』足踏みをする。
⇩
❷そのまま歩き出す(前に進む)
(小・中学生の頃に運動会でやった、行進のようなイメージですが、
足を高く上げたり、腕を大きく振る必要はありません。
あくまでも『軽~く』がポイントです)

たったこれだけの事で、モートン病や外反母趾、中足骨骨頭痛症、タコ、魚の目等、前足部(足の前半分)の痛みは緩和するはずです。
上記の方法をやってみても歩く時痛い場合
その場合は上手く出来ていないと思います。
次の方法を試してみてください。
【方法2】
①立った状態で、『軽~く』膝を曲げる。
(膝をピンと突っ張るのを100としたら95位の感じで、膝の関節に遊びを作る)

②それ以上膝を突っ張らせず、その場で軽~く足踏みをする。
(足をあげて着地する際に、膝を突っ張らない)
⇩
③それ以上膝を突っ張らせないまま、前に進む

※感覚的には「膝を軽~く曲げた状態のまま歩いている」ように感じるかもしれません。
なぜそれで痛みが緩和するのか?
モートン病や外反母趾、中足骨骨頭痛症、タコ、魚の目等、前足部(足の前半分)に痛みがある方は、
その部分に負荷が掛かる『足の使い方』や『歩き方』になっています。
具体的なメカニズムは下記のとおりです。
❶歩く時に上半身が前のめりになっている
⇩
❷前足部(足の前半分)に過度に負荷が掛かる

足を上げて歩く為には、上半身が前のめりのままでは無理です。
その場で足踏みをすると、上半身は真っすぐになります。
そのままの姿勢で前に進むと、かかとに重心を置いたまま歩けます。
すると前足部(足の前半分)の負荷が減少し、痛みが軽減します。
【方法1】を試してみたけど痛む人は
足を上げて着地した後に、膝を突っ張って前足部(足の前半分)で蹴り出している可能性大です。

そういう方は、膝を軽~く曲げたままで歩き出せば、
前足部(足の前半分)で蹴り出せなくなるので、痛みは軽減します。

注意点
膝を軽~く膝を曲げた状態のまま歩くと、
『すごく膝を曲げて、腰を落としている』
ように感じると思います。
前足部(足の前半分)が痛くなっている人は、
今までずっと「膝を突っ張って、蹴り出して歩いていた」為、
それが当たり前になっています。
今までの歩き方が基準になっているので、そう感じてしまうのです。
その為、厳密には『膝を曲げたまま歩く』よりも、
『膝を突っ張らない様に歩く』と捉えてもらい、
その姿を鏡等に映して確認すると良いです。
自分が感じる程には膝は曲がっていないのが分かると思います。
最後に
上記方法を、実行してもらえればとりあえずの痛みは軽減します。
上手く出来れば「痛みを感じなくなる」方も。
ただし、応急処置法になります。
これで『治った!』と勘違いしない様にご注意ください。
上記は当院でお伝えしている『ゆるかかと歩き』の一部を抜粋した歩き方になります。
痛みが和らいだり、消失してたとしても、本質の部分が変わっていなければ、
必ずまた再発、進行します。
その為、2度と再発せず、根本的に改善させる為には、
それぞれの患者様の足や体の状態、生活習慣や生活環境にあった、
正しい足の使い方を身に付ける必要があります。
一概に、『誰でもこれだけやっておけばよい』という事ではないんですね。
根本的に改善させる為に正確な『ゆるかかと歩き』を身に付けにお越しください。
あなたの状態に合ったオーダーメードの『ゆるかかと歩き』をお伝えさせて頂きます。
上記でお伝えした、『ゆるかかと歩き』の一部抜粋の方法で、痛みが軽減したり、感じなくなった方は、それが正確に身に付けば、もっと足は楽になるし、膝や腰、肩こり、姿勢まで改善しますよ。
万が一、上手くいかず痛みが軽減しなかった方も、諦めないで。
難しい内容ではありませんが、文字だけで全てを正確にお伝えするのには限界があります。
分かりやすくご指導致しますので、お気軽にご相談ください。
きっとあなたの前足部(足の前半分)の痛みを改善するためのお役に立てると思います。