足の親指の第一関節が曲がる症状は、「IP外反母趾」と呼びます。
親指の第一関節をIP関節と言いますが、そこから曲がっていく外反母趾です。
親指の根元当たりは、MP関節といい、よく見られるタイプのが外反母趾はMP外反母趾となります。
発症する原因はどちらも同じで、
- 上半身の重心位置のズレ
- 曲がる部分を使った歩き方
です。
IP外反母趾が起こる原因
一般的には、
- 靴の影響
- 遺伝
- 足の構造的な問題
と言われています。
ですが、1,550人の外反母趾を直してきた経験からすると、これらの認識では治りません。
本当の原因
本当の原因は、
- 普段のお仕事や体の使い方の影響から、
- 上半身の重心位置がズレ、
- 足裏がバランスを保とうとして、
- 足が内側に傾き、
- 内側に傾いた影響で、親指付近に体重が過剰にかかり、
- 体重が乗った状態で、歩く際に曲がる部分で蹴り出しているから
です。
上半身の重心バランスのズレだけでは発症しませんが、歩き方のクセが加わりIP外反母趾や、MP外反母趾になります。
どこが曲がるか?は、その癖の場所によります。
重心のズレの影響は他にもでる
重心のズレから、足裏でバランスを取ろうとする体の影響は、IP外反母趾以外にも出ます。
「足首から下を内側に倒して、足裏で踏ん張る」状態なので、体に力が入りすぎ
- 足が太くなる
- 太ももが良く痛くなる
- 背中が痛くなる
- 腰が痛くなる
- 首が痛くなる
- 腕が痛くなる
という症状も出ます。
また、足首から下が内側に倒しているので、
- ひざが痛くなる
- O脚になる
- X脚になる
場合もあります。
さらに体重を乗せた状態で、IP関節付近で歩くので、
- タコや魚の目が、いつも同じ場所にできる
- 陥入爪になる
- 巻き爪になる
などの影響もでやすいです。
IP外反母趾の治し方
IP外反母趾の原因は、「上半身の重心位置のズレ」と、「IP関節付近で蹴り出すクセのある歩き方」です。
なので、これらを改善すれば
- 痛みがある場合は、1週間程度で
- 親指の形は、半年程度
で改善できます。
IP外反母趾を直したい方は、まず、なぜ上半身の重心にズレができたのか?足裏はどういう状態か?を調べに来てください。