外反母趾

足の親指の第一関節が「く」の字に曲がるのはIP外反母趾。このタイプの外反母趾も「ゆるかかと歩き」で改善可能です。

外反母趾の足の例

足の親指の第一関節が曲がる症状は、「IP外反母趾」と呼びます。

親指の第一関節をIP関節と言いますが、そこから曲がっていく外反母趾です。

親指の根元当たりは、MP関節といい、よく見られるタイプのが外反母趾はMP外反母趾となります。

発症する原因はどちらも同じで、

  • 上半身の重心位置のズレ
  • 曲がる部分を使った歩き方

です。

IP外反母趾が起こる原因

一般的には、

  • 靴の影響
  • 遺伝
  • 足の構造的な問題

と言われています。

ですが、1,550人の外反母趾を直してきた経験からすると、これらの認識では治りません。

本当の原因

本当の原因は、

  1. 普段のお仕事や体の使い方の影響から、
  2. 上半身の重心位置がズレ、
  3. 足裏がバランスを保とうとして、
  4. 足が内側に傾き、
  5. 内側に傾いた影響で、親指付近に体重が過剰にかかり、
  6. 体重が乗った状態で、歩く際に曲がる部分で蹴り出しているから

です。

上半身の重心バランスのズレだけでは発症しませんが、歩き方のクセが加わりIP外反母趾や、MP外反母趾になります。

どこが曲がるか?は、その癖の場所によります。

重心のズレの影響は他にもでる

重心のズレから、足裏でバランスを取ろうとする体の影響は、IP外反母趾以外にも出ます。

「足首から下を内側に倒して、足裏で踏ん張る」状態なので、体に力が入りすぎ

  • 足が太くなる
  • 太ももが良く痛くなる
  • 背中が痛くなる
  • 腰が痛くなる
  • 首が痛くなる
  • 腕が痛くなる

という症状も出ます。

また、足首から下が内側に倒しているので、

  • ひざが痛くなる
  • O脚になる
  • X脚になる

場合もあります。

さらに体重を乗せた状態で、IP関節付近で歩くので、

  • タコや魚の目が、いつも同じ場所にできる
  • 陥入爪になる
  • 巻き爪になる

などの影響もでやすいです。

IP外反母趾の治し方

IP外反母趾の原因は、「上半身の重心位置のズレ」と、「IP関節付近で蹴り出すクセのある歩き方」です。

なので、これらを改善すれば

  • 痛みがある場合は、1週間程度で
  • 親指の形は、半年程度

で改善できます。

IP外反母趾を直したい方は、まず、なぜ上半身の重心にズレができたのか?足裏はどういう状態か?を調べに来てください。